大都市以外の地方で人並みの人生を送れるのは公務員しか無い(起業成功者を除く)
希望は公務員 学生の志向明白に #BLOGOS https://t.co/my7jPyNsZb
— プリウス51系 (@Prius51kei) 2017年7月28日
東京、大阪などの大都市に住んでる人にとっては今の日本は仕事に困りません。
新卒の就職先も大企業から勢いのある新興企業まで選べ、まさにヨリドリミドリです。
それが、地方都市に焦点をあてると全く異なる現実に直面しております。
地方ならば「働きたい企業ランキングで公務員が1位になるのは当然の結果」なのです。
私の住む群馬県ですが、典型的な地方です。
東京が本社の大企業傘下の工場が多く、仕事には困りませんが、仕事内容はほぼブルーカラー職(現場職)で大学卒(一般的にホワイトカラー)を生かせる職場がありません。
ブルーカラー職とはいえ、いちおう大企業に所属出来るので給料は安定していますが、東京本社採用のホワイトカラー職と比較すれば給料はかなり安い(公務員よりも)
大企業以外の職を選ぶとなると群馬県が本社の企業を選ぶことになりますが、そもそも群馬が本社の企業は中小企業が多いので、大卒で採用されても満足な賃金は支払われません。(当然公務員より安い)
結局は群馬県で大卒者が全うな賃金をもらおうとすれば、公務員試験に合格する以外方法がありません。
特に県庁に採用されれば、都内大企業並みの賃金水準になりますので、競争率は激しいものがあります。県庁以外に安定した高水準の給料を求めようとすると、前橋市・高崎市など中核市の職員になる方法もあります。
それらも当然競争率が高いので、本気で公務員になりたい人は学生時代から公務員試験対策用の予備校に通うそうです。
Sランク 県庁職員
SAランク 市役所職員
Aランク 群馬銀行
Bランク その他銀行・信金=都内企業支店
Cランク 大企業工場勤務
Dランク 中小企業
Eランク フリーター・アルバイト
ちなみに大卒県庁採用職員の40歳の平均賃金が650万、民間最高の群馬銀行で700万、中小企業の平均賃金がおよそ400万…
仕事の内容と福利厚生を考えたら県庁職員(市役所職員)が最高に決まっています。
私だって、もしも地方から出られない20歳の大学生だとして将来何になりたいかと問われたら「公務員」と答えますよ。
こんな現実を理解したうえで「今の若い子はチャレンジ精神に欠ける」なんて軽々しい言葉を述べないで欲しいです。
それくらい地方では選べる仕事が少ないんですよね。
もし地方で金持ちになりたいのならばリスクを取って起業するしかない…
コメント
プリウス51系さんの記事を読んで、今日の自分のブログネタにしましたw 確かに今住んでる千葉の田舎でも一番優良な就職先はお役所って感じですね。若い頃は地味でやだと思っていたけれど、長い目で見れば良さがつくづくわかりますねよねぇ。
ユウさんこんにちは。
同じ田舎住みなので共感できる部分があるかと思います(^◇^)
恐らく全国どこの田舎も最良の勤め先は「お役所」です。
よっぽどの大企業の本社がある場所じゃあないと公務員以上の仕事は無いんですよね。
その点愛知県はトヨタ系の大企業が沢山あり、結構な田舎町でもそれなりの給料を貰える珍しい地域です。群馬はスバルの本拠地ですが、スバルの本社は東京だし、工場が主体なのでブルーカラー職しかありません。